振り込め詐欺撲滅

振り込め詐欺撲滅

2016年2月5日金曜日

絶えない「特殊詐欺」

警視庁の発表によりますと
平成27年度の「特殊詐欺」認知状況は
認知件数13,828件(前年比+436件、+3.3%)
被害額は476.8億円(前年比-88.7億円、-15.7%)
被害額は減少に転じたものの、依然として高水準で推移。

また既遂1件当たりの被害額は373.4万円(-81.0万円、-17.8%)
首都圏1都3県における認知件数・被害額は大幅に減少したが、
地方大都市圏の大坂、岡山、福岡などにおいては増加。
と、記載されていました。

今年も1月が終わり、今週からは2月へと突入していますが、
2月1日の埼玉新聞の記事では、
『携帯電話にメール送る振り込め詐欺 
女性が40万円被害/久喜』と出ていました。

内容は、1月31日午後3時ごろ、埼玉県久喜市のパート女性(62)が
「現金40万円を振り込んでしまった」と久喜署に届けた。
同署によると、同20日女性の携帯電話に
「有料閲覧履歴があり、登録解除の連絡をもらえない場合、
法的措置に移る」などとメール送信があり、
指定された番号に電話したところ「サイトの利用料金が40万円だ」
などと説明され、誤信した女性は同22日午後、
久喜市内の金融機関のATMで指定された口座に40万円を振り込んだ。
同署が詐欺事件として捜査している。ということです。
まだまだ後を絶たない「詐欺被害」
振り込め詐欺と検索するだけで関連のある記事がたくさん出てきます。
そんな中、同日の毎日新聞の配信では、
<振り込め詐欺>水際で防げ…銀行窓口、声かけ効果的
という見出しの記事もあり、興味深くて読んでみました。

振り込め詐欺の被害を水際で食い止めようと、
金融機関の窓口が詐欺グループとの攻防の最前線になっている。
職員による顧客への「声かけ」
食い止めることができた被害の件数は、年々増加している

記事に寄ると、預金を引き出そうと支店の窓口に
訪れた高齢の女性に「気になる雰囲気」を感じ、
出金の理由をやわらかい口調で尋ねると
「息子から、家のリフォームのお金を貸してほしいと言われました」
と答えたそうです。女性の出金希望額は70万円。
「リフォーム代」を語る現金の要求は、
振り込め詐欺でよくつかわれる手口だったので
心配になった職員が上司に相談の上、警察が駆けつけると
女性は嘘の電話を受けている事がわかったそうです。
女性は危うく被害に遭う所でしたが、今回は食い止める事が出来た。
このようなケースが増えるように警察は金融機関などに
「声かけ」を要請し、成功事例も増えているようようですが、
水際の被害防止に理解のある顧客ばかりではなく、
出金や送金の理由を明かすことを拒む顧客も少なくない。
発覚を逃れるため、窓口で理由の説明をしないよう
犯人側から指示されている被害者もいるということです。
誰かに相談すれば、防げる詐欺もあると思います。
あの時、冷静に考えて相談していれば・・・
後になって考えれば後悔・・・とならないように
一人でも多くの方が、こういうケースで救われたり、
常に防犯の意識が持てるように願っております。 

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